CPPを知る

CPPとは

狭義には、毎年研究者を対象に開催されるジョブフェアのことでした。しかしそのジョブフェアで開催されるCPPの就活セミナーを受けた人々の間でコミュニティーが生まれ、そのコミュニティの総称としてCPPが使われてます。

CPPのアイデアは2000年にNIHの中に発足した小さな勉強会から

CPPのオリジナルなアイデアは2000年にNIH(米国国立保健衛生研究所)の中に発足した小さな勉強会からスタートしました。研究者が豊かな人生を送るにはどうしたらよいのか?そんな素朴な疑問からスタートしたのです。当時のNIHには日本人の研究者が500人以上いて、その殆どがポスドクだったのです。

CPPのスタートは2005年から

そして2005年、その勉強会の意志をCPPが受け継ぎ、初めてNIHキャンパスに近接する会場で全米の日本人大学院生、ポスドク約100人を集めてCPPは産声をあげるのです。この集会には、政府、自治体関係では、文部科学省や大阪府、横浜市、神戸市の方々が率先して参加され、企業からは、武田薬品工業、中外製薬、第一三共、凸版印刷などから参加がありました。

この時の盛り上がりは凄くて、一気にポスドクの就職問題が解決してしまうのではないかと勘違いしそうな盛り上がり方でした。しかし参加企業の方々が大学院生、ポスドクの方々とお会いして、手放しに採用に至るかというと、決してそうではないことは明白でした。お互いの考え方の違いのギャップは大きく、どのようにしたら研究者が幸福な人生を送れるようになるのか、そこからCPP独自の研究がスタートするのです。

2009年に独自のCPPトレーニングを開始

2009年には、初めて通常の就活トレーニングとは異なり、独自のCPPトレーニングを開始します。その後も改善に改善を重ね、このトレーニングを受けた研究者の皆さんの多くは就職に困らなくなったと断言できるところまで開発されたと自負しています。

海外で主に開催されてきたCPPですが、実は京都大学でその簡易版のトレーニングを過去3回だけ実施したことがあります。そのトレーニングに参加した大学院生は、当時不可能と言われていた製薬企業の研究職などのポストを手にするのです。この京都大学での経験は京都大学のキャリアセンターのみならず、私たちにも大きな自信をつけさせました。海外に留学しているからこそ就職ができるというわけでないことを証明したのです。

2022年CPPトレーニングは再開されます

2020年、2021年の2年間は、CPPはコロナ禍の中でほとんど活動をしていませんでしたが、2022年から拠点を日本国内に移し、活動を始めます。多くのCPPメンバーは日本に帰国しています。そのメンバーのコミュニティとして活動し、CPPトレーニングを受けた人を新たなメンバーとして受け入れる予定です。

CPPトレーニングとは?

CPPトレーニングでは、理想の博士像を考え、対等に企業と交渉し、企業から強く求められる人物に育成することを目標にしています。そして自分の人生そのものを自分でデザインできる力を養い、自分の力を出し切り、夢に描いた人生を送ってもらうのが目的です。

そんな馬鹿な!と思う人も多いでしょう。博士からの就職は難しい、そもそも企業から博士は求められていない、と考えているかもしれませんが、そう考えた瞬間から企業と博士の立場は逆転します。

CPPトレーニングでは、自分の価値を等身大で描き、それを相手に伝える方法をまず考えてもらいます。そして相手の視点で自分の何を提供する必要があるのか、常に変わる相手に対して柔軟な対応ができるようになってもらいます。

そうなるとどうなるのか?研究室の外でのあなたの評価はどうでしょうか?単に肩書きだけで評価されているに過ぎないのではないでしょうか?その中身で評価されていますか?されていないかもしれませんが、トレーニングのあとはちょっと今までと違うかもしれません。周りとの接し方で自分が高く評価される人間になり得るのだと気がつくでしょう。

日々そうした努力の積み重ねは、人と接するのが楽しくなります。自分を売り込むことができ、相手が自分の期待通りに動いてくれるように感じるでしょう。その上で就職活動とやらをしてみて下さい。あなたの第2の人生が開幕します。

CPPトレーニングの実際

それでは実際のCPPトレーニングのお話しをしましょう。今は全てオンラインのウェブでトレーニングを行います。このトレーニングは単に就職活動の観点からトレーニングするものではなく、博士、研究者がリーダーとして活躍していくために欠かすことのできない素養を身につけていただくことからスタートします。いわば、普通の就活トレーニングに比し、それ以上のことを学んでもらい、実際の就活自体に悩むことがなくなるようにしようというものです。これまでの結果から見ると、トレーニングを受けた多くの研究者が逆にアカデミアに残ることさえもさほど難しくありません。自分で好きな人生を歩めるのです。

トレーニングの実際はこんな感じです。

  • 1日目:CPP概論、コミュニケーションの基礎を学ぶ
  • 2日目:自分は実はどんな人間なのか?を考えましょう
  • 3日目:過去の決断と行動を理解してもらうには?
  • 4日目:自分の研究成果を相手に評価してもらうには?
  • 5日目:自分の夢を実現するための相手との交渉術とは?

普通の就活トレーニングはどこででも学べますが、ワンランク上の人生を送るためにはそれでは不十分です。ワンランク上とは経済的に恵まれることを言っているのではありません。社会の中で自分がリーダーとしてその社会に大きな影響を与えられる存在になることです。そうなることで、それ相応の結果は後からついてくるものです。

過去38回開催されたCPP (右の+/- ボタンを押して表が開閉します)
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