このサイトを訪れて下さっている多くの方は、きっと海外で研究生活をされている方々であろうと思います。そして将来の生き方を模索されている方々ではないかと想像しています。そんな皆さんの力に少しでもなれたらと思いこのCPPを始めました。

一人のポスドクを育成するために各国は約1億円を投じていると言われています。一方で育成したポスドクがアカデミアのポジションに就ける割合は最終的に1割程度。では残り9割はどう生きていけばよいのでしょうか?この単純な疑問がこのCPPの原動力です。

実際皆さんに相応しい仕事は何だろうと、何年にもわたり私たちも考えてきました。そしてPhDって何なのだろう?ポスドクって何のためにあるのだろうと本当のところが知りたくなりました。長い道のりはありましたが、「PhDは、一人で研究計画を立てて、実際に研究を行える能力があると思われる人」、「ポスドクは、将来の研究室運営をするためにトレーニングを受けている人」というのが一般的に期待されていることらしいとわかってきました。

しかし、アカデミアに居続けられるのは1割。これは大きな矛盾かもしれません。素晴らしい能力に恵まれた若者により多くのチャンスを提供するために大企業の人事部を一つ一つ回って一人でも採用してもらえるようにと最初の10年は努力しました。スタートは2005年ですから、日本のどこの会社よりも早くからポスドク問題に取り組んできました。

続く