進学とは何か?
── 博士課程も、ポスドクも、同じ問いの延長にあります
研究の道を考え始めると、
多くの人がこう感じます。
- まだ研究を続けたい気がする
- でも、どこかで不安が消えない
- 進むのが正しいのか、逃げているだけなのか分からない
博士課程への進学。
ポスドクとして研究を続けること。
立場は違っても、
実は多くの人が 同じ問いの中にいます。
進学は「学歴選択」ではありません
よくある誤解があります。
- 博士に進むかどうか
- ポスドクを続けるかどうか
これは「肩書き」や「学歴」の問題だと思われがちです。
しかし実際は、まったく違います。
進学とは、「数年単位の時間と不確実性を、研究という形に投資し続けるかどうか」を選ぶ行為です。
これは就活でも、転職でもありません。
進学は「能力の有無」を測る場ではありません
多くの人が、
こんなことで悩みます。
- 自分は研究者として優秀なのか
- 才能が足りないのではないか
しかし、ここで問われているのは
能力の高さではありません。
進学で本当に問われているのは、これです。
「答えが出ない状態に、どれくらいの時間、向き合い続けられるか」
- 成果が出ない期間
- 評価が遅れる現実
- 正解が分からないまま考え続ける日々
これに耐えられるかどうか。
博士課程も、ポスドクも、同じ構造にあります
博士課程に進むか。
ポスドクとして研究を続けるか。
立場は違いますが、
実は選んでいるものは同じです。
「研究を、もう少し続けるという選択を、今の自分は本当に納得してできているか」
博士課程は「最初の選択」。
ポスドクは「選択の更新」。
どちらも、
- 周囲に勧められたから
- 他に選択肢が見えないから
- なんとなく続けているから
という理由で進むと、
後になって大きな違和感が残ります。
進学で一番危険なのは「選んでいない状態」
進学で一番のリスクは、
失敗することでも、やめることでもありません。
「自分で選んだ自覚がないまま、数年が過ぎてしまうこと」
これは博士課程でも、ポスドクでも同じです。
- 判断を先送りしている
- 周囲の期待に流されている
- いま決めなくてもいいと思っている
この状態が、
あとで一番苦しくなります。
進学GTPが扱うのは「正解」ではありません
進学GTPは、
- 博士に行かせる
- ポスドクを勧める
- 研究を続けさせる
ためのものではありません。
進学GTPが扱うのは、
ただ一つです。
「あなたの選択が、あなた自身の言葉で説明できる状態にあるか」
- なぜ、今この道を選ぶのか
- 何を得ようとしているのか
- もし思った通りにいかなかったら、どうするのか
これを整理するだけです。
進学は、勇気の証明ではありません
進学することが、
勇気ある選択だとも限りません。
進学しないことが、
逃げだとも限りません。
大切なのは、
「進む/進まない」のどちらを選んでも、後から自分で説明できるかどうか
です。
進学GTPが目指すもの
進学GTPは、
- 人生を決める
- 将来を保証する
- 正解を教える
ためのものではありません。
研究を続けるという選択を、一度立ち止まって診断し、
“自分で選んだ状態”にするための道具
です。
博士課程に進む人も、
ポスドクとして研究を続ける人も。
問いは同じです。
「この選択を、
自分の言葉で引き受けられるか?」
進学GTPは、
その問いから逃げないための場所です。
