
【第7週|2025年7月17日配信】 ◆ 自己PRは何を伝えるのか
こんにちは。就活GTP開発チームです。
「自己PRを1分でお願いします」
面接でよく出るこのフレーズに、胸がザワザワしたことはありませんか?
「アピールできるような実績がない…」
「何をどう伝えればいいのか分からない…」
そんな不安を抱えている人は、決して少数派ではありません。
よくある自己PRは、目立つ成果や数字で語られることが多いです。
- 「アルバイトで売上No.1になった」
- 「部活でキャプテンを務め、全国大会へ」
- 「インターンで新規企画を成功に導いた」
もちろん、こうした実績は素晴らしいし、自信にもなるでしょう。
でも、企業の面接官が本当に知りたいのは、その「裏側」です。
つまり、あなたがどんな価値観で、どう行動してきたか。
たとえば——
- なぜその挑戦をしようと思ったのか?
- どんな壁にぶつかり、どう乗り越えたのか?
- それによって、あなた自身にどんな変化があったのか?
こうした「行動の背景=ストーリー」こそが、自己PRの核心です。
企業は、過去の実績そのものを評価しているわけではありません。
むしろ、「この人はうちの環境でも、同じように前に進めるだろうか?」
という視点で、あなたの考え方や取り組み方を見ています。
つまり、過去の再現ではなく、未来の予測として自己PRを受け取っているのです。
ここで一度、自分に問いかけてみてください。
「なぜ、私はそれをやろうと思ったのか?」
「そのとき、自分の中で何が大事だったのか?」
「その経験を通じて、どんな自分になれたのか?」
それを言葉にできたとき、初めて“あなただけの自己PR”になります。
「自分の“行動の源泉”って何だろう?」
- Day6:価値観と行動の因果を言語化する
- Day10:成果よりも“気づき”に注目する
自己PRとは、単なる“自己アピール”ではありません。
それはむしろ、「これまで、どんな姿勢で人生に向き合ってきたか」という、自分自身の生き方の紹介です。
派手な成果がなくても大丈夫。
「自分なりに努力し、成長できた」と感じられる経験があれば、それが最高の材料になります。
“うまく話す”ことではなく、“誠実に伝える”こと。
それが、企業の心を動かす自己PRにつながるのです。
— 合同会社シーピーピー・就活GTP開発チーム